お気楽オーディオキット資料館 3742209


DAC9018DでMUTEせず

1:ジャン:

2012/11/12 (Mon) 16:08:25

いつもお世話になっています。

DAC9018Dを組み上げて、Simple IV(DUAL OPA版)に接続し、音出しまで完了しましたが、おかしな症状に悩まされています。

構成:CDプレーヤの同軸OUT→DAC9018DのSPDIF1→Simple IV(DUAL OPA版)

症状:「ES9018がMUTEせず」
CDプレーヤのPLAYボタンを押せばDAC9018DのLCD表示M01の右下は「LL**」でミュート解除に、CDプレーヤのSTOPボタンを押せばDAC9018DのLCD表示M01の右下は「LLMM」でミュートになるのが正常な状態のはずですが、異常が起きるとSTOP状態でも「LL**」になってしまいます。その結果、再生途中でSTOPボタンを押すとSimple IV(DUAL OPA版)の出力にDCオフセットが発生します。DC3V出る時もあります。

異常の発生状況ですが、
マイコン初期化をすれば、正常(STOP状態で「LLMM」)に戻るのですが、その後MENU毎の各種PARAMETERを再設定(下記)し直すと、電源OFF、ONで異常(STOP状態でも「LL**」)が再現してしまいます。
マイコン初期化後にMENU毎のPARAMETERを再設定し直さなければ(但し、MENUボタンを押してFRONT PAGEを出しPARAMETERボタンでINPUTをSPDIFに変更、MENUボタンを押してM01表示に変更だけは実施)、電源OFF、ONで異常(STOP状態でも「LL**」)は発生せず、STOP状態では「LLMM」になります。
最初に異常が発生した状況は不明ですが、現時点ではこのような発生状況です。

初期化のときのLCD表示は、「PARAMETER INITIALIZE」(上段にPARAMETER、下段にINITIALIZE)と表示が出て通常表示に変わります。以前、初期化動作確認をしたときは、表示の上段に「INITIALIZE」の文字があったような気がするのですが・・・これは記憶間違いかも。

MENU毎の各種PARAMETERの設定:
MENUをインクリメントしながらPARAMETERを変更。
FRONT PAGE  PARAMETERボタンでINPUTをSPDIF選択
M01、M02 変更なし
M03  PARAMETERボタンでLowest選択
M04  PARAMETERボタンでALL ON選択
M05  PARAMETERボタンでLowest選択
M06  PARAMETERボタンでSLOW Rolloff選択
M07  PARAMETERボタンで24 Bits選択
M08  PARAMETERボタンでRight Justified選択
M09 変更なし(In-Phase)
M10 変更なし(Anti-Phase)
M11  PARAMETERボタンで70k選択
M12 変更なし(USE OSF FILTER)
M13 変更なし(2nd、28 coeff.)
M14 変更なし(USE JR)
M15  PARAMETERボタンで7-Bits選択

正常な状態になる方法が見つからず困って質問させていただきました。
何卒、宜しくお願いいたします。
2:ヒロ :

2012/11/12 (Mon) 21:53:40

色々と設定を変えた場合に生じているようですが、ひとつひとつ確認してどの設定が問題になっているか確認してはどうでしょうか? SPDIF入力でMUTE状態にならないのは、信号自体がMUTE状態でなく、たとえばPAUSE状態になっていいて出力が固定されていることも考えられます。いずれにしてもSPDIF入力時は信号は直接es9018sに送られますから、素子の仕様に起因しているかもしれません。
3:ジャン:

2012/11/12 (Mon) 22:56:59

ヒロ様
ありがとうございます。

どの設定が問題か確認してみます。

SPDIFからの信号がMUTE以外の状態になっているかもしれない、という点については、初期化をした時点でちゃんと「LLMM」になることから当てはまらないのではと思います。CDプレーヤの電源ONOFFで信号が変化してしまう可能性を考慮して、念のためにもう一度CDプレーヤをSTOP状態にしたままDAC9018Dの初期化確認をしてみます。
4:ジャン:

2012/11/13 (Tue) 19:00:43

ヒロ様
確認結果を報告します。

先ずは、症状の発生組み合わせのCDプレーヤからのSTOP状態でのSPDIF信号がちゃんとMUTE状態の内容になっているか?を調べてみました。
  
その結果、
プレーヤは電源ON且つSTOP状態のまま(信号に変化出ないようにして)で、前回報告時と同じ動作確認をした結果、DAC9018D側でMUTEしたりしなかったりと同じ結果でした。また、プレーヤを変更しても確認。合計3台のプレーヤで確認した結果同じなので、SPDIFの信号内容に要因がある可能性は低いようです。


次に、どのパラメータ設定変更で症状が出るのかを確認しました。パラメータを1個づつ変更して確認。

その結果、M15のQUANTIZER(量子化ビット数)を7-Bitsにすると、症状が発生することがわかりました。6-Bits(def.)では症状が発生しないことがわかりました。
もう少し確認すると、6-Bits(def.)、9-Bitsでは問題無く、7-Bits、8-Bitsでは症状が発生しました。
M15のQUANTIZER(量子化ビット数)の仕組みがわからないので、何故そうなるのかはわかりませんが、M15のQUANTIZER(量子化ビット数)を6-Bits(def.)にすることで解決できることがわかりました。(7-Bits、8-Bits を使えないのは残念です。また、9-Bitsはノイズが出るので使えません)

おかげさまで解決することができました。
ありがとうございました。
5:ヒロ :

2012/11/14 (Wed) 20:14:33

QUANTIZERの設定とは意外でした。覚えておきますね。

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