電流帰還オペアンプについて - yosshi
2015/08/16 (Sun) 21:03:40
電流帰還オペアンプのAD812がとても良い(opa627よりも)
と聞き、それを使ってIV変換回路を使って見ました。
普通の回路だと発振してしまうので、帰還部分にチップフェライトビーズを入れて作ったのですが、見事に超熱くなり、出音はノイズまみれでした。(笑)
泣く泣くopa2604に換えてみると、ちゃんと音が出るので回路自体がおかしい訳ではないようです。
安定したまま、電流帰還オペアンプを使うにはどうしたら良いのでしょうか?
因みに、フェライトビーズで安定は、TIのサイトに書いてあったものです。
Re: 電流帰還オペアンプについて - Hi-Fi
2015/08/17 (Mon) 08:07:38
OPアンプを交換した場合、そのままでは使えない場合があります。
そのOPアンプにあった、位相補正を行う必要があります。
位相補正用のコンデンサが付いていると思います。
容量を変更してみては如何ですか。
後は、入力に簡単なLPFを入れる方法もあります。
なにしろ、電流帰還型は、周波数特性が良いので異常発振もし易いのかも知れませんね。
Re: 電流帰還オペアンプについて - yosshi
2015/08/19 (Wed) 22:48:59
お返事、ありがとうございます。
位相補正ですか、、、
色々調べてみると、100PFのコンデンサ等を入れるみたいですね。
色々試してみます。
Re: 電流帰還オペアンプについて - ヒロ@出先
2015/08/20 (Thu) 06:33:43
AD812のマニュアルをみると、動作のためのFB抵抗値などが詳しく書かれていますね。結構曲者です。
その点OPA627は動作も安定していて性能もいいのですが、値段が曲者です(笑)。
Re: 電流帰還オペアンプについて - X Underbar URL
2015/08/20 (Thu) 10:02:04
こんにちは、
AD812は、OPA2604と同じ帰還抵抗値では上手く行かないと思います。
電流帰還型アンプは、帰還抵抗で帯域が決まりますので、帯域を狭くする方向で帰還抵抗を変えてみては如何でしょう。
帰還抵抗(Rf)で帯域を変え、もう一つの抵抗(Rg??)で増幅率を設定すると良いと思います。
Re: 電流帰還オペアンプについて - hen
2015/08/21 (Fri) 22:55:42
基本的にはCFBオペアンプは負帰還抵抗にCをパラ接続してはだめです。
電圧帰還オペアンプのようにリード位相補償はできません。
CFBオペアンプは反転入力から外を見たインピーダンスがゲイン位相補償に関わっています。
それがコンデンサでショートされていたら位相補償が過小になるので発振します。
結局のところRf Rgの接続されているノードと反転入力の間にデータシートで指定されているRf//Rgの値の抵抗を入れておけば発振しないはずです。
ただしゲイン補償なのでただでさえ低いオープンゲインがさらに低下するので歪みは増えます。
反転入力の電流雑音は多いのでそれによる雑音も増えます。
フェライトビーズを使えばビーズがショートとみなせる周波数ではオープンゲインも低ノイズ性も損なわれないで済みます。
ゲイン交点周波数付近でオペアンプのデータシートで指定されている帰還抵抗値程度あれば補償が利いて安定に動作するはずということです。
その条件にあうフェライトビーズを選定しなければならないのが難点です。
L//Rでもよさそうに思われるのですがいずれも私は試したことはありません。
似たところでJE990はL//Rを初段エミッタにいれていました。
わたしは素人なのでほかの方からもご意見を頂ければと思います。