dac用電源の平滑コンデンサについて - yosshi
2015/10/05 (Mon) 23:55:10
現在、ES9018KM2の基板を使用している者です。
デジタル、アナログは別電源(トランス⇒整流ダイオード⇒平滑⇒レギュレータの普通のもの)にしてあります。
高域やボーカル音域については大変満足しているのですが、低音がとてもぼやけた印象なんです。
調べると、「平滑コンデンサ(電解)を増やせば増やすほど低音よりになる」とありました。
確かに、以前のDACも、USBバス電源から外電源に変えたとたん、低音が強くなりました。(つまり、アンプ、スピーカの仕業ではない。)
ちょっと減らしてみようか、または、タンタルかOSコンで平滑してみようかと考えております。
DACのアナログ部分(2台パラ)の場合、最適な平滑コンデンサの容量はどのくらいなのでしょう?
ちなみに、現在はデジタルアナログ共に6600μFです(多すぎ!?)
また、タンタルやOSコンで平滑をされている方がいらっしゃったら、どんな感じになるか感想をお聞きしたいなぁとも思っております。
よろしくお願いします。
Re: dac用電源の平滑コンデンサについて - ヒロ
2015/10/08 (Thu) 06:20:23
コンデンサによるリップルを減らすには容量を上げることが重要ですが、視点を変えるとコンデンサへのチャージ能力を考えるとトランスの巻き線抵抗を小さくする(容量を大きくする)ことが、効果的です。検討記のどこかで書いてあるはずですが・・・。
Re: dac用電源の平滑コンデンサについて - d
2015/10/08 (Thu) 21:29:40
DACの消費電力と、電源がどういった設計になっているかで変わってきます。
たとえば、トランス→1次コンデンサ→レギュレータ→2次コンデンサ→DAC
という構成になっていた場合、1次コンデンサには、電圧を確保するために大きな容量が必要ですが、2次コンデンサにはレギュレータから低インピーダンスに電流を供給できるので大きな値はいらなくなります。
1次 最低でも1000μF
2次 47μFでもOK
ということになります。
まあ厳密には1次側はトランスの巻き線抵抗がいくらかとか計算が必要になってきますが、だいたいこのくらいでいいと思います。
私は1次5000μF、2次470μFで使ってます。
コンデンサの値だけ書いても参考になりませんが。
Re: dac用電源の平滑コンデンサについて - d
2015/10/08 (Thu) 21:43:08
追記ですが、私はOSコンを使ってます。
が、ヘッドホンをSTAXのSR-007Aに変えてから
ヘッドホンドライバがあるためか、それとも私の耳が腐ってしまったのかコンデンサで音が変わるということがなくなりました。
(比較対象が少ないからなのかも・・・)
以前はマザーボードのコンデンサを変更しただけで音が変わってたのに不思議です。
かろうじて、PCM1704(NOS)とPCM1794Aの音は違います。
PCM1704のほうが好みです。
Re: dac用電源の平滑コンデンサについて - yosshi
2015/10/09 (Fri) 00:21:21
お返事ありがとうございます。
トランスは、フェニックスのRコアを使用しておりまして、直流抵抗はコンセント側が14.63Ω ダイオード側が約0.3Ωとなっております。
整流ダイオードはCREEのSIC(パスコンにTDKのC0Gセラコン2700PF)
平滑はニチコンのKZを1000×2 KWを2200×2。それぞれにTDKセラミック0.1をパラ。
レギュレータはフィデリクスの3端子+KEMETタンタル220μF
です。デジタル側もほぼ同じです。
※9018KM2側の設定を変えたら、かなり改善しました。DPLLをオフ。それにともなってSYNCMODEを128FSBに。IIRフィルタはデジタル臭いのでオフ。
ロックするためにアップサンプリングはオンという感じです。
Re: dac用電源の平滑コンデンサについて - ダンベルカール
2015/10/09 (Fri) 17:31:55
コンデンサインプットの整流回路は回路は簡単なのにリップル電圧などを検討するとO.H.Schadeのグラフが必要になったりして案外面倒で難しいです。
現代ではシミュレータを使うのが手っ取り早いみたいです。
音はわかりません。出たとこ勝負です。
ラジオ技術の石塚氏はトランスの2次巻き線がどうでなくてはいけないとか、半波整流がいいとか、詳しくは覚えていませんが書いていました。
いや、半波はだめでしょ…