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お気楽オーディオキット資料館

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DAC343XX-S 製作報告 - pom

2024/01/18 (Thu) 03:12:10

いつもお気楽オーディオキットで楽しいオーディオライフを楽しませてもらっています。
今回、DAC343XX-S製作にあたり、気づきがありましたので、報告致します。皆様のご参考になればと思い失敗談を交えて共有させて頂きます。

1.部品表について
・C21は欠番のようです。
・CPははんだ面に21個と部品面に1個あるので、合計22個必要なようです。

2.C11/C12について
・10uF/25Vのチップ積層セラコンを実装し、動作確認していたところ、左チャンネルのアナログ出力信号が不安定になり、最終的に出力しなくなりました。オシロを持ち合わせていないので、アナログ出力の音を聞いて判断しました。
・R18/R19の電圧が1.24V前後で正常と思われますが、R18側がほぼ0Vに落ちてしまいました。どうやら、DAC内の基準電圧生成回路が壊れた?ようでした。
・エラーアンドトライを経て、C11/C12をBD34352のデータシート推奨値の100uFに変更し、新しいDACチップに交換したところ、再現しなくなりました。その後、6時間程度エージングしましたが、今のところ大丈夫そうです。(推測ですが、データシートの端子説明の表には、この端子だけ?キャパシタの推奨値がハッキリ記載されていますので、何かしら設計者の意図があるのかも知れません。)

上記は、当方の環境固有の事象かもしれません。
お役立ち情報として捉えて頂ければと思います。


感想:DAC34301、DAC4499を愛用させていただいており、本格DACの良さを楽しませてもらっておりますが、DAC343XX-Sは、STDサイズ基板1枚でオールインワン、低コストなので、ヘッドホンアンプとの組み合わせや、デスクトップシステムに活用しやすく、お気楽にチャレンジできる、楽しい基板だと思います。ヒロさんに感謝です。

Re: DAC343XX-S 製作報告 - マイペース

2024/01/18 (Thu) 08:17:38

pomさん

これから製作を検討しています。大変、参考になりました。ところで音は4499と比べてどうですか?

div5142の2ウェイ版を使用してマルチアンプを計画していますが、div5142のデジタル出力をDAC34301-Sにてアナログ変換しようと思っています。現在、AK4499を使っていますが音質がどうか気になっています。

Re: DAC343XX-S 製作報告 - ヒロ

2024/01/18 (Thu) 08:33:11

情報ありがとうございます。マニュアル修正させていただきますね。

Re: DAC343XX-S 製作報告 - 小型なPC好き

2024/01/18 (Thu) 12:29:00

pmさん情報ありがとうございます。
私も2つ作っています。コンデンサは上限の47μFと
思います。個体差かわかりませんが1台は不調です。
ちなみにDAC34301とDAC34352はDACの周りのコンデンサ
は100μFになってました。
いずれ壊れるのかな

Re: DAC343XX-S 製作報告 - pom

2024/01/19 (Fri) 00:48:19

小生の主観満載でかつ下手な文章なため、皆様に伝わりにくいかと思いますが、ご容赦いただければ幸いです。

■マイペースさん

いきなりで恐縮ですが、少々熱く語らせていただきたいと思います。(読み飛ばしていただいてもかまいません(笑))
この掲示板の方から教わったこと、および、小生の経験から、DAC基板に投入する電源の品質が、DACから出力される音質に大きな影響を与えるといっても過言ではないと思います。(大げさかな?)
従いまして、DAC4499基板とDAC34301の比較をフェアに行うため、同じ電源を使用し、比較した結果を以下に記載したいと思います。
また、抵抗、コンデンサ等の部品は、同一の選定基準で選定を行い、両方のDACを組み立てましたので、比較的DACの違いが分かりやすい状況で評価できたのではないかと思います。

AK4499および、BD34301は、ハイエンドDACの位置づけで、正直どちらもよい音でして、どちらが良いというのは一概に判断できないのが正直なところです。DACメーカの音作りの方向性の違いといいますか、コンセプトの違いが、両DACの差異なのかなと感じています。また、オーディオシステムとして捉えると、DACだけでなく、アンプやスピーカとの組み合わせによって、出音が変化しますので、どちらのDACが良いかの判断が変わってしまう可能性もあります。

<DACチップの比較>
AK4499は、低音の解像度と低音の表現力が上手く、若干音につやが乗る印象です。(音の線が太めですが、全域に渡って粒が細かく繊細な面を持ち合わせています。)
BD34301は、低音から高音まで、透き通った音で、繊細な音を奏でる印象です。(音の線は若干細めですが、粒が細かく、情報も十分伝わってきます。)
BD34352は、BD34301と同じ音の傾向です。やはり、BD34301の方が音が良いとは思いますが、大きな差はなさそうです。(BD34301/DAC34301,BD34352/DAC34352, BD34352/DAC303XX-Sの3通り、実際に試してみました。)

<DAC343シリーズ基板の比較>
BD34301/BD34352チップは、2種類の基板を選べるので、違いが気になると思います。DAI搭載等、機能面の違いもありますが、音質に影響しそうな違いを、幾つか挙げますと、超低ノイズレギュレータを搭載している点、デジタル部とアナログ部の電源分離を意識して設計されている点ではないかと思います。
DAC343XX-S基板で、BD34352を動かすよりも、DAC34352基板の方が電源環境の違いによる優位性を感じます。プラシーボ効果だと思いますが。。。。おそらく、BD34301も同じことが言えそうです。ただし、基板に供給する電源の品質でカバーできる部分もあると思いますので、あくまでも基板の違いによる比較とお考え下さい。

<DIV5142-2wayについて>
小生も、DAC4499基板の4chDACを活用すべく、DIV5142-2wayを製作しました。現在は、これに見合うスピーカを探しているところで、製作したDIV5142-2wayはフル活用できていません(笑)1Hz単位でクロスオーバー周波数を設定できたり、ゲイン設定もメッシュが細かいのは、キットならではの楽しみですね。
話が脱線してしまいましたが、DIV5142-2wayを受けるDAC基板が、現在のDAC4499基板1枚から、マイペースさんご検討中のBD343XX-S基板2枚構成になることで、ロームと旭化成のDACの違いを楽しめると思います。個人的には、BD34301を使用されるのであれば、せっかくなので、品質の良い電源を使うと、より一層DACの性能を引き出せると思います。ただ、電源はお金がかかるので、お財布に優しくないのが辛いところですね。


■ヒロさん
マニュアル修正頂けるとのこと、ありがとうございます。
よろしくお願いいたします。

■小型なPC好きさん
小型なPC好きさんのお役に立てるか自信がありませんが、小生の経験を共有させて頂きたいと思います。

DAC34301/DAC34352は、小生のオーディオ仲間と一緒に同一仕様で合計5台製作しました。
製作当時、コロナの影響で電子部品が入手困難だった時期だったため、DAC周りのコンデンサは、入手性が良かった、100uF/16VのOSコンで統一しています。
DACの調子につきましては、ヒロさんの基板が素晴らしいことも相まってか、1年ほど前にDACを製作してから今までの間、DACチップが故障する等の不具合は発生していません。

今回のDAC343XX-Sもオーディオ仲間と楽しもうと思い、ヒロさんに頒布頂きました。
まずは小生にて、1台目を製作してみたところ、今回の課題に遭遇しましたが、試行錯誤を経て、なんとか解決?できそうでしたので、掲示板での報告に至りました。昨夜から、さらにエージングおよび、意図的な電源のON/OFF等、いじわる試験を交えていますが、今のところ大丈夫そうです。

これから数台仲間と製作し、エンジョイしたいと考えています。

小型なPC好きさんが仰っている不調は、小生が今回DAC343XX-Sで遭遇したアナログ出力の振幅が小さい、または、時間経過とともに振幅が0Vに近くなっているような事象でしょうか。
もし、R18/R19の電圧を計測することで、小生と同様の事象か判断できると思います。
もし、DACチップの張替が必要な場合は、ヒロさんの検討記(確か、DAC4499の記事だったような。。)の中でも紹介されていたと思いますので、参考にされてください。

ほかの可能性として、DAC34301製作時に出音にノイズが乗るような事象も遭遇したことがあり、結論を申しますと、出力段(差動増幅段)のオペアンプの発振でした。
5台製作したDAC中1台が発振、出力抵抗(100Ω)を追加することで発振を回避したと記憶しています。オペアンプが通常より熱くなり、手で触ると出音に変化が現れたので特定に至りました。


以上、長文失礼しました。

Re: DAC343XX-S 製作報告 - マイペース

2024/01/19 (Fri) 09:23:00

pomさん

詳細な音質レポートありがとうございます。薄い内容が多いブログが多い昨今ですが、pomさんの内容はいろいろと試されたり、苦労されている様子から音の評価まで詳細に述べられていて敬服します。大変、参考になりました。

私は現時点では、SBアコースティックスの自作3ウエイスピーカーをSDプレーヤーを音源としてAK4499デュアルモノタイプのDACで抵抗リレー切替式アッテネッターと電流帰還アンプを使用しています。これでほぼゴールかなと思っていましたが、この掲示板にてdiv5142-2Way版の評価とヒロさんの検討記を熟読するとゴールと思っていた現行システムを越える気がしました。そこでdiv5142-2Way版をバンドパスフィルターとして3枚使ってマルチアンプ化を検討しています。その中でdiv5124-2Wayの後のDACをどうするかが課題でした。私的にはDAC4499ですがディスコンなのでDAC34301-Sにしようかと。でもコストもあるのでDAC34352-Sが本命かなと。
pomさんのコメントを参考にして最終形を決めたいと思います。

Re: DAC343XX-S 製作報告 - nakazato

2024/01/19 (Fri) 11:37:53

ここに来て、div5124-2Wayで盛り上がっていますね。
我が家では自作2Wayスピーカーで楽しんでいます。

色々といじってみて一番の収穫と思うのは、使っているそれぞれのユニットが、どんなものなのかを何となく知ることができた事だったりします。
例え、最終的にアナログの素子を使ったネットワークに落ち着くにしても、このdiv5124-2Wayで色々と設定をいじってみる事が良いのかもしれません。
どこかのサイトでは、div5124-2Wayではユニットの素性があからさまに成ってしまい、バラバラに聴こえるなんて評価を見たこともありますが、それこそがこのdiv5124-2Wayの醍醐味ではないか?と感じた次第です。

Re: DAC343XX-S 製作報告 - ヒロ

2024/01/19 (Fri) 23:41:00

高次なフィルターの最大の目的は、低域SP(ウーハ等)に受け持ち帯域以上の高音再生をさせないことだと確信しています。そういった観点からサブウーハに適用して、床を揺るがす低音だけを再生するようにすれば、効果的なんじゃないかな~と思ったりです。なんせ、手元の市販SWは高々-12dB/OCT程度のフィルターなので、低音の量感を得ようとしてカットオフ周波数を上げると、とたんに色々(不要音)な音が漏れてきます。

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