A12型パワーアンプ(PA-UNIT2,A12 POWER AMP)のドキュメントを整理して... - kkumax
2024/09/22 (Sun) 19:25:04
偶然ですが昨日にケーシングを終えサブシステムへ接続して
良い音を楽しんでいました。
運良くDUAL_FET2SK150が入手出来て使用しています。
最近秋月よりhfeが測定出来る測定器を購入したので
今回の見直し記事で最高性能を得るためにどの部分の特性を揃えるべきか?
等、初心者の私にも教えていただけると嬉しいです。
更に最終段ダーリントン接続によるパワーアップ例とかもあれば...
Re: A12型パワーアンプ(PA-UNIT2,A12 POWER AMP)のドキュメントを整理して... - d URL
2024/09/22 (Sun) 20:45:48
kkumax様
お世話になります。
興味深いです。
けっこう大きな出力段と定電圧用Trのヒートシンク。
発熱が大きいのでしょうね。
電源電圧はどのくらいなんですか?
つい、私の興味で質問してしまいました。
メインのお話のついでによろしければ。
この件のお話も私もしたいなあと思いますが、
私はアンプについてよくわかっておらず、音がいまいちなので現在も市販のアンプを利用していまして。
私の尊敬する人は、ヒートシンクの音がする、と電子回路でもないヒートシンクからする音について話されまして、すごいなぁと思いつつ・・・という感じなのです。
(上の電圧の質問のヒートシンクとは別の話です、上は単純に電圧が聞きたかっただけで)
Re: A12型パワーアンプ(PA-UNIT2,A12 POWER AMP)のドキュメントを整理して... - ヒロ
2024/09/22 (Sun) 21:38:38
kkumaxさん:
>今回の見直し記事で
あ、見直しというより1年間ほったらかしにした後始末で・・・・
>最高性能を得るためにどの部分の特性を揃えるべきか?
アンプ回路って基本的に正負対称になっている部分や向き合わせになっている部分が多いので、その部分については特性を合わせるのがいいかと思います。
ただ、私自身は初段以外はほとんど気にしていませんが・・・。なんせNPN同士やPNP同士でhFEを合わせるのは簡単ですが、NPN-PNPでhFEを合わせるのって大変です。また終段になるとTRもデカくて高いので、合わせようとしたら数も必要でお財布に厳しいです。
そのため初段以外は気にしないことにしています。それに、どうせNFBがかかるので、特性差ってあまり関係ないかなあ~っと。
>最終段ダーリントン接続によるパワーアップ例とか
プリアンプなら1段
小・中出力パワーアンプなら2段ダーリントン
大出力パワーアンプなら3段以上のダーリントン
という感じがありますが、ダーリントンにすると
パワーが上がるかというより、パワー(大電流)を
駆動するためにダーリントンにせざるを得ないという
ところです。hFEの大きなトランジスタがあるなら
大出力でも2段でいいでしょうね。ただ、終段の
トランジスタのhFEってだいたい50程度と低いのが難点です。感覚的ですが電圧増幅段の制御電流が1mA以下で終段トランジスタが駆動できるように考えているので、2段の場合は1段目のhFEが150程度、2段目が50とすると、トータルのhFEは7500になりますから、最大で7.5Aまでは流せるかなあっと。大出力アンプならこれでは足りないので、3段になり、そうすれば100倍程度(750A?)まではいけるでしょう。電流的には十分ですが、トランジスタがもちませんので、そのときは終段のパラ化になります。
パラアンプはほとんどやったことありませんが、下記に検討記があります。
http://www.easyaudiokit.com/bekkan/paraamp/paraamp.html
http://www.easyaudiokit.com/bekkan/NewAmp/NewAmp.html
私は終段にMOSFETをつかうことが多いので、ダーリントンは2段が多いです。なんといってもMOSFETは電圧駆動ですからね。ただ、バイポーラとちがってゲート容量が大きいので、電圧駆動といいながら結構な電流が必要だったりします。とはいえ、オーィデオ帯域なのであまり気にすることもないかな~っと、です。
dさん:
>私の尊敬する人は、ヒートシンクの音がする
ヒートシンクも叩くと音がしますしね。小さくて軽いヒートシンクだと気になる音がでてくるのかも。高級器のような大きくて重いヒートシンクなら。振動音も少ないのでしょう。アルミじゃなく銅のブロックなんかで作れば、重いのでいいかもしれません。その代わりにもの凄く高くつきそうですが・・・。
Re: A12型パワーアンプ(PA-UNIT2,A12 POWER AMP)のドキュメントを整理して... - kkumax
2024/09/22 (Sun) 21:50:34
ヒロさん
レスありがとうございます。
学生時代に自作真空管アンプに夢中になり
トランジスタ回路はヒロさんのHPを見てDAC-kit AMP-kitを組み立てる様になってから
回路図を眺めるという超遅いスタートで...
いただいたアドバイスを元に次のA12組み立てで実験、実践して見ようと思いますm(_ _)m
-dさん
>電源電圧はどのくらいなんですか?
お気楽kit 「正負出力定電圧電源基板」なので
マニュアルどうりで組み立て調整した様な記憶が...
あぁ〜そう言えば今回は電源電圧を測定していません^^;
使用トロイダルトランスが 0-15V 2A / 0-15V 2A だから
±20Vぐらいだと思います。
トランジスタが2SA1015 2SC1815 TIP31C TIP32C だから
その耐圧容量以下の使用です。
我が家には真空管アンプしか無かったので夏は気軽にテスト出来ないという問題があり
A12アンプをかなり以前に組み立ててケースに入れず時々使用していましたが
今回 PCM1795 DACの評価のためケースに入れて本格的運用という次第です。
全然参考にならずに申し訳ないですm(_ _)m
Re: A12型パワーアンプ(PA-UNIT2,A12 POWER AMP)のドキュメントを整理して... - d URL
2024/09/22 (Sun) 22:11:40
kkumax様
使用トロイダルトランスが 0-15V 2A / 0-15V 2A
正負出力定電圧電源基板
ありがとうございます。
ヒロ様の回路では2.5x6=15Vですね。
けっこう熱そうですね。
終段も熱くなりそうです。
その尊敬する方は、バイアス定電圧間(ベース間)にそれなりの大きさのCを入れると良いと言っていました。
ケミコンでいいかどうかは謎です。私は20uFくらいだと勝手にそのときは解釈しましたが。。。
たぶん、下がオフになると下の電位が上がり、Cを通して上に供給され、上がオンになる手伝いをします。ベース電流が不足することを防いでいるのだと。逆も同じです。ということで、潤沢なベース電流を供給できるだけのCです。別のサイトでもこの説明を見かけました。
ただ、発振しそうな気も・・・こればかりはやってみないとわからないです。
遅ればせながら気づきました。
真空管アンプ、あの高電圧は感電しそう(笑)
ヒロ様
ヒートシンクの音は、純粋にスピーカから流れる音にヒートシンクによる、音の色付けがあるということらしいです。すごい世界です。
Re: A12型パワーアンプ(PA-UNIT2,A12 POWER AMP)のドキュメントを整理して... - ヒロ
2024/09/22 (Sun) 22:57:57
>その尊敬する方は、バイアス定電圧間(ベース間)にそれなりの大きさのCを入れると良いと言っていました。
バイアス定電圧ならコレクタとエミッタ間に接続するコンデンサですね。これはバイアス電圧を一定にするためのフィルターコンデンサですが、必要性については結構議論があるところです。わたしは気付け程度に0.1uFをいれることが多いです。
>ヒートシンクの音は、純粋にスピーカから流れる音にヒートシンクによる、音の色付けがあるということらしいです。
まさしくオーディオの世界といったところでしょうか。