24MHz設定のご相談 - ZABU
2025/03/17 (Mon) 18:57:48
低ジッタな24MHzのクロック信号を生成したく色々探しています。「CLK5340超低ジッタクロック発振器」が使えないかマニュアルを確認したのですがその周波数はテーブルにありませんでした。
大変勝手な相談なのですが、このCLK5340基板に24MHz設定を追加して頂く事は出来ませんでしょうか。
目的は市販製品の改造で、USB等からのデータをI2SでDACに送るICの基準クロックの高精度化です。
現在TCXOに変えてみて良い結果が得られましたので、更に上を目指して検討しています。
今更な話題ですみません、よろしくお願いします。
Re: 24MHz設定のご相談 - ヒロ
2025/03/17 (Mon) 23:09:18
とくに難しい話ではありません。お手元にCLK5340があるのなら、24MHzのテーブルを書き込んだPICを提供するだけで対処可です。お持ちでないなら、キットに改造後のPICを同封することになります。
問題はジッタ以外に周波数精度を要求される場合ですが、水晶発振器の周波数に応じて補正を加える必要がありますので、完成品でのみ提供できるかもしれません(一応、手元にはGPSを応用した基準発振器がありますので。実装された発振器に補正を加えることが可能です)。
Re: 24MHz設定のご相談 - ZABU
2025/03/18 (Tue) 17:18:28
ありがとうございます(涙)
CLK5340はまだ手元に無いので後ほど他と合わせて発注致します。
元々は普通の50ppm水晶振動子がついていただけなのでそこまで絶対値は必要無いのではと思っていますが、発振周波数の絶対値が正確になると何か良くなるでしょうか・・・再生される音階は正確になるのではないかと思いますが、、、
Re: 24MHz設定のご相談 - ヒロ
2025/03/18 (Tue) 18:02:24
USB関連のクロックでなにがし12MHz系列が多いのですが、この周波数で再生時の周波数が復調されるでしょうから、音階はより正しくなると思います。ただ,50ppmの音階の差ってどうなんだろう?440Hzと440.02Hzの違いですからね。
Re: 24MHz設定のご相談 - ヒロ
2025/03/18 (Tue) 19:41:19
固定出力モードで100MHzのテーブルを24MHzに変更しています。
F0=24MHz,F1=12MHz,F2=6MHz,F3=3MHz
Re: 24MHz設定のご相談 - ZABU
2025/03/18 (Tue) 21:28:54
早速のご検討ありがとうございます(汗)
100Mhzの使い道はESS系のDACくらいでしょうか。
ついでといっては何ですが、DIR4392+メモリーバッファー+CLK5340とSRC4392だとどちらが低ジッター(高音質)を期待出来ますでしょうか。検討中の別システムで組込みを考えています。
もし何か見解をお持ちでしたら教えて下さい。
Re: 24MHz設定のご相談 - ZABU
2025/03/18 (Tue) 22:29:17
自己レスです。
よくよく見たらDIR4392+メモリーバッファー+CLK5340の方が断然低ジッター様です。
失礼しました。
Re: 24MHz設定のご相談 - ZABU
2025/05/27 (Tue) 23:57:57
お礼と報告です。
CLK5340の24MHz化の対応ありがとうございました。
基板は問題無く動作させられました。
ただ接続は当初、反射の影響でうまく動かなかったのですが、ICのマニュアルを参考にして基板上のダンプ抵抗をショートして終端部分のGND間に100Ωを並列に入れたら問題無く動作しました。
効果は絶大でした。
DM860というUSBからI2Sのデジタルオーディオ信号を生成するICとADUM4166によるアイソレーターにクロックを供給しました。DM860に接続した時点で使っていたTCXOより一桁音が良くなったイメージで、さらにADUM4166はクロック信号に合わせてUSB信号をリクロックしてくれるので、更に一桁向上したイメージです。
今までスピーカの辺りにまとわりついていた音がスピーカから分離してはるか奥からも聞こえる様になり、コーラスは歌っている人数が数えられると思える位分解する様になり、一番嬉しかったのはジャズ等で演奏家どうしの駆け引きやコミュニケーションが良く分かる様になった事でした。
同時に自分のスピーカとアンプはこんなに解像度高かったんだと妙に感心しています。暫く音楽に聞き入ってしまいました。
タブレット等でストリーミングで聴いてもまずまずの音質で聴くことが出来る様になりましたので、当初の目的は大分達成する事が出来ました。
ただ、不思議なものでこれだけ対策してもUSBケーブルによる音質の違いは少し残っていて、音がふにゃふにゃになるケーブルだとやはり若干音が柔らかくなってしまいます、不思議なものです。
逆に言うとまだ向上させられる余地があるのかな、と思っています。
なのでDAC手前でBCKに挿入するジッタークリーナーも追加するか検討中です。
でもこれらは10年位前に製作されたものでした。
最近のDACの製作記事を見るとあまりこういったジッター対策をされていないので、DACIC自体に十分対策されているのかな、とも思っています。
ともあれ当方の依頼にご対応頂きありがとうございました。